鳥羽水族館へラッコちゃんに逢いに行くの巻

 わたくしめのmixi日記をお読みになってらっしゃる方はご存知かと思いますが、 2006年7月、ひょんなことからラッコがマイ・ブームとなってしま いました。とゆーか、世間の皆さん は20年以 上の遥か昔、ラッコ・コアラブームのビッグウェイブに乗ってらっしゃったのでしょう。いつもこういう流行りものに乗り遅れがちな自分を責めたい気持ちで一 杯です、ハイ。

 ラッコを知ってしまってからの私の生活は、amazonで入手できる限りのラッコ関連本を買いあさり、ネットでもあらゆるサイトを検索しまくり、自分の 想像のラッコと現実とのギャップがないか、実年齢マイナス25ぐらいの乙女な気持ちで八景島シーパラダイスに 生ラッコちゃん確認に行ったり、自分の伴侶を「赤ラッコ」と命名したり、二人でラッコっぽい挨拶を決めてみたりと、1日足りとラッコ抜きでは語れないぐ らい の連日ビックウェンズデーなものになったのでした。
 私のラッコへの関心を一気に加速させてくれた本に、中村元さんの「ラッコの道標」とい うのがあります。この本には鳥羽水族館に 初めて来たラッコたちの様 子が面白く書かれてまして、そのせいもあり鳥羽水族館は私の中で絶対訪れるべき「聖 地」 となったのであります。
 しかし東京から鳥羽に行くってのも中々難儀なこと故、いつ聖地巡礼が叶うかと思ってました。が、ちょうどタイミング良く 京都に行く用事ができ、「それならついでにいっちゃうぞー!むふむふ。」となった次第です。


 10月24日、京都から鳥羽へ車で出発しました。まるっきり関西、中部方面での土地勘がないため、この2地点の位置関係を「東京→横浜」程度に軽く考え ておりましたが、実は京都と鳥羽の間には滋賀が挟まれていることをすっかり忘れており。それも京都→鳥羽は高速から一旦降りて滋賀の国道一号の、殺伐とし た光景の中をダンプに揉まれながらひたすら1時間以上走り続ける必要があったことも、事前に知っておくべきでした。それじゃなくても前日までの、憤懣やる せない国 際学会でのプレゼン(これも詳しくはmixiをご覧下さい)で疲れきってたところに、道を間違えながらの3時間余りのドラ イブ。1時からのラッコちゃんのお食事タイムを見るつもりが、もー、全く間に合わず。
 取りあえず先に駅裏で食事を取り、2時ごろ入館しました。

 最近はラッコを飼っている水族館もめっきり減り、スターの座はイルカやセイウチ、アザラシたちに移っているところは多いようですが、さすが聖地。 ここではまだ看板スターはラッコのようです。ゲートはラッコのイラストがお出迎え。そしてチケット売り場前、

  なんかちょっと怖いっす。。。

  でも折角なのでラッコちゃんにお電話お借りしてみました。

 このファンシーな置物は館内のいたるところで案内板やらソフトクリームやらをお持ちになって鎮座ましましてます。


 ちょうど2時からセイウチのパフォーマンスがあることは知ってたものの、鳥羽に辿り着くまでにくたびれ果ててしまったのと、追い討ちのようなエントラ ンスホールまでの長い道のりにどーでもよくなっちゃいまして。取りあえずお目当てのラッコ水槽を目指すことにしました。

 鳥羽には現在コタロウ、ポテト、タマ、メイの4頭のラッコが飼育されてます。ポテト♀は野生で捕獲されたラッコで、御歳17歳。同じ歳のコタロウ♂は今 は無きオホーツク水族館生まれ(折角網走行ったのにぃ)。この二人の子供のメイ♀はまだ2歳の子どもラッコ。唯一血縁関係 の無いタマ♀は宮島水族館生まれ(?)の10歳。私の下調べによると、若いメイが結構なやんちゃぶりを発揮しているとか。行ってみましたらメインプールの コタロウ、ポテトは

  満腹で昼寝モードのコタロウ。たまーに尻尾の先をプールに入れたり出したり。

  向かい側でだるそーに顔を毛づくろいするポテト。アレ、なんか動きが止まったぞ と思ったら。。。
  ありゃ、完全に落ちちゃったよ。奥さん、こんな格好でいいんですか?
何やら口をモゴモゴ動かし寝言を発してる模様。


 これらアダルト組(と命名)の熟年カップルが怠惰な午後のひと時を満喫されている一方、ヤング組のタマ&メイは隣のサブ プールで

<動画>   お気に入りらしい貝殻の破片で青春を謳歌しているご様子。
QuickTimeが必要です。

 こんな二人も水族館の飼育日記ページによりますと、夜は仲良くぷかぷか浮いて寝ているそうです。それもプールの水流に流されるままに、ぷかぷかグルグル 回ってるとか。一度は見てみたいです。


 因みに潜っちゃうとこうなっちゃうの。。。 

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